Cachéでは Cachéのプロセスを管理するデータとしてプロセステーブルをメモリ上に保持しています。
Caché4.1以前では、プロセステーブルのサイズは固定であり、そのサイズは構成マネージャのユーザプロセス最大数で設定されていました。
Caché5 以降は、プロセステーブルのサイズは自動拡張するようになり、このため、構成マネージャでの設定がなくなりました。
Caché5以降は、Cachéのプロセス最大数(プロセステーブルのサイズ)は、初期値で 128 個になり 32 個単位で自動拡張していきます。
拡張されたサイズは記録され、次回Cachéが起動した際にプロセステーブルのサイズは拡張されたサイズで作成されます。
つまりプロセステーブルが256まで拡張された場合、次回のCaché起動時のテーブルサイズは256になります。
※Unix 系プラットフォームでの注意点
プロセステーブルが増えるとUnix 系プラットフォームでは、増えた数に対応して semaphore の数も消費します。
semaphore の数は 以下のOSのカーネルパラメータで定義されてます。
これらのパラメータの調整について詳しくはドキュメントをご参照ください。
プロセステーブ拡張の際、パラメータ値が小さく semaphore の数が不足すると
cconsole.log に以下のメッセージが表示されます。
プロセステーブ拡張の際、パラメータ値が小さく semaphore の数が不足すると
cconsole.log に以下のメッセージが表示されます。