InterSystems製品の多次元データエンジンや言語仕様のルーツはMumps(M言語)です。
しかしANSI(JIS)規格であるMumpsから大幅に機能拡張、仕様の変更がなされており、もはや全く別ものであると言っても過言ではありません。
Mumpsの優れた点であった柔軟で高速なデータ処理を引き継ぎつつ、Mumpsの欠点であった言語のシンタックスの改善や変数のスコープ制御、強力な関数の追加を行っています。
更に強力なオブジェクト指向フレームワークをサポートし、統一データアーキテクチャ(Unified Data Architecture)によりマルチモデル対応を実現していますので、他のテクノロジ(SQL,Java,.Net,SOAP,REST/JSONなど)との連携を簡単に行なうこともできます。
一方従来の複数のMumps実装(DSM、MSM、DTMなど)で記述されたプログラムは夫々の互換モードで実行できるようになっており、既存のMumps資産をそのまま継承することができます。
さらにIRIS2021.2以降では、Embedded Python機能が追加され、Pythonでサーバーサイドのプログラミングが可能になりました。