Cachéを使ってどのようにして迅速な開発が可能ですか。

Cachéの「統一データ・アーキテクチャ」により、1つの辞書定義から オブジェクトとリレーショナルの両アクセスを自動的に提供することができ、開発時に両アクセスを適材適所に取り入れることで、迅速な開発が行えます。

アプリケーション開発のデータモデリング時にオブジェクトテクノロジを活用し、非常に複雑な情報を簡潔で現実的な方法により処理することができます。

その結果、アプリケーション開発プロセスが速くなり、開発効率が向上します。

また、オブジェクトの利点であるカプセル化、継承、ポリモフィズムを利用し、クラスの再利用、差分開発が行えることで、アプリケーション間で流用を促進できます。

したがって、開発者は多くのプロジェクトで、作成したクラス定義を効率よく利用できます。

なお、表現するモデルの複雑さの度合いに関わらず作成したクラス定義に対応するテーブル定義が「統一データ・アーキテクチャ」により自動生成されます。

開発者は、クラス定義の開発に注力するだけで、何も手を加えることなく、対応したテーブル定義を得られるため、オブジェクトとリレーショナルとの間を結ぶマッピングのための作業時間を省略できます。

また、このテーブル定義の存在により、他リレーショナル・データベースに遜色のないSQLを実行できます。

この他、Caché SQLでは、特定のケースで利用できる暗黙結合構文の「(※1) 矢印構文」を用意しています。この構文では、明示的な JOIN の指定を省くことができるため、SQL文を簡潔に記述できます。

記述のイメージとしては、参照先オブジェクトをスウィズルするようなイメージで、直感的な記述が行えます。

SQL文が直感的で、すっきり簡潔に記述できることは、見通しの良いプログラムの開発につながり、初期開発に限らず、改修時においても迅速な開発を実現することができます。

(※1) 矢印構文について詳細は、以下ドキュメントをご参照ください。
暗黙結合 (矢印構文)について
 


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