ネットワーク共有フォルダ/ネットワークプリンタにアクセスしたい場合、以下の2つの方法があります。
A. net use コマンドを使用する方法 ※Windows2008以降
B. Caché の起動ユーザを変更する方法
詳細は以下をご覧ください。
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【方法A】net use コマンドを使用する方法 ※Windows2008以降
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1) Caché からネットワーク共有フォルダへのアクセスを許可する場合、以下のコマンドを実行するように SYSTEM^%ZSTART に記述します。
※^%ZSTART または従来の ^ZSTU は、ユーザのスタートルーチンです。
詳細は以下のページをご参照下さい。
^%ZSTART ルーチンと ^%ZSTOP ルーチンによる開始動作と停止動作のカスタマイズについて
※%ZSTART での記述ミスは Caché の起動不可になりますので、%ZSTARTの単体実行を確認するようにしてください。
また、%ZSTART ルーチンは、ネームスペース %SYS に新規に作成する必要があります。フォーマットは以下になります。
2) %ZSTART ルーチンを保存+コンパイルしたら、Caché を再起動します。
<< 注意 >>
Cachéターミナルで実行する場合と、TelnetやJobコマンドで実行する場合では、ユーザ権限が異なります。
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ターミナル:Windowsログインユーザ ※2007.1.1~2015.1.x:Cachéサービスの起動ユーザ(既定:LocalSystem)
Telnet/Job:Cachéサービスの起動ユーザ(既定:LocalSystem)
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ターミナルはWindowsログインユーザとセッションを共有しているため、事前にWindowsでネットワーク共有フォルダにアクセス済みであれば、Cachéで何も設定しなくてもターミナルからのアクセスは可能です。
しかし、Telnet/Job(バックグラウンドジョブ全般※) はCachéサービスのログインユーザとセッションを共有するため、Cachéサービスの起動ユーザで net use コマンドを実行する必要があります。
上で紹介しているように、^%ZSTART ルーチンでnet use コマンドを実行することで、Telnet/Job でのアクセスも可能になります。
※ODBC/JDBC接続や、CSPアプリケーションで動作するものも含む
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【方法B】Caché の起動ユーザを変更する方法
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1) ユーザアカウントを決めます
Caché のサーバとネットワーク共有をサービスしているサーバに、同じユーザ名/パスワードのアカウントを作成します。
※ユーザアカウントは、Windows Administrators グループのメンバである必要はありません。
2) cinstall コマンドを使用して Caché サービスのユーザアカウントを変更します。
Caché サービスのユーザアカウントを変更するときは、従来のように
「Windowsコントロールパネル>管理ツール>サービス>Cache Controller for XX」
からCachéサービスの起動ユーザを変更するのではなく、cinstall コマンドを使用して 変更します。
コマンドは次の通りです。
具体的には、Windows のコマンドプロンプトを「管理者権限で」起動して以下のように実行します。
(ユーザ:username、パスワード:password を使う場合。構成名 CACHE とします)
詳細は以下のページをご参照下さい。
プラットフォーム固有の項目について
※インストール・アクセス許可の変更
<<注意>>
【方法B】の場合も A と同様に、Cachéターミナルでネットワーク共有フォルダにアクセスする場合は、事前にWindowsでネットワーク共有フォルダにアクセスしていることが条件になります。(Windowsログインユーザとセッションを共有しているため)