Caché のターミナルスクリプトを使用することで、コマンドラインからの入力作業なしで Caché のユーティリティを実行することが可能になります。
また、Caché のルーチンやクラスを、Windows のバッチファイルで実行する場合(ccontrolコマンドで実行)は、「認証なし」もしくは「オペレーティングシステム認証」を指定していただく必要がありますが、パスワード認証のみしか使用できないような場合に、ターミナルスクリプトを使用する方法が使えます。
ターミナルスクリプトを使用する場合、Telnetサービス(%Service_Telnet)を有効にしていただく必要があります。
簡単に手順を説明すると、以下のようになります。
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cterm.exeを使用します。
これはプロンプトが返ってきてユーザが入力を必要とするもの(例えば^%GSIZEなど)にも有効です。
詳細は以下をご覧ください。import.scrの中身を変更することであらゆるCachéのユーティリティの実行に使用できます。
1. トピック下部にあるサンプル import.scr を、適当なディレクトリに配置して下さい。
(ここではC:\import.scr とします)
2. 以下のように実行します。
cd C:\intersystems\cache\bin
cterm.exe /console=cn_iptcp:localhost[23] C:\import.scr
※ [23]:Telnetポートを指定してください
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以下ドキュメントをご参照ください。
ターミナルスクリプトの使用法について
★import.scr(ターミナルスクリプトのサンプル)
#ログインUsername/Password入力
send:_System<CR>SYS<CR>
wait for:USER
#クラスインポート&コンパイル実行
send:d ##class(%SYSTEM.OBJ).Load("c:\temp\test.xml","ck")<CR>
send:<CR>
send:H<CR
尚、Telnetサービスを使用してターミナルスクリプトを実行する場合、スクリプト内で日本語を直接使用することはできません。
これは、ターミナルでスクリプトを読み込む際に文字コードは無変換で読み込む仕様となっているためです。
日本語をUnicodeに変換する形でコードを記述することで、日本語を使用することが可能になります。
例:.scrファイルを SJISで作成した場合(ファイル保存文字コード=SJISの時)
wait for: USER
send:s ^x=$ZCVT("あいうえお","I","SJIS")<CR>
または、日本語を直接記述せずに、$char()を使用して文字コードで指定する方法でも可能です。