クラスタ環境には、大きく分けてシェアド・ナッシング型とシェアド・エブリシング型の2つがあります。
前者は、クラスタノード間でディスクなどを同時に共有せず、フェールオーバ時にスタンバイ機を稼働させて可用性を上げるためのものです。
対して後者は、複数ノード間で同時にデータベース、プリンタ、キューなどのリソースを共有し、可用性とともに負荷分散も考慮した形態です。
Cachéは、シェアド・ナッシング型のクラスタの場合、OSまたはクラスタリングソフトウェアの機能を利用しますので、原理的にはCachéがサポートするすべてのOSおよびクラスタリングソフトウェアでの対応が可能です。
(ただし、クラスタリングソフトウェア毎に実装が異なりますので、Cachéをクラスタ環境に取り込む作業には違いがあります。)
対してシェアド・エブリシング(共有)型のクラスタに関して、OpenVMSのみのサポートとなっています。