VisMクライアントを利用したアプリケーションにおいて、サーバ側スクリプト(Caché ObjectScript)で、スクリプトレベルのエラーが発生した場合、既定では、以下の動作となります。
既定動作以外の処理を実行するには、特殊変数$ZTRAP を利用してユーザ独自のエラートラップを作成します。
トラップ内では、VisM側にエラー情報を通知するため、専用ルーチンを実行します。
サーバー側のエラートラップ処理例は以下の通りです。
ERROR //
Lock ;現在保持している全ロックの開放
For Quit:'$TL Trollback
Set errMsg=$ZE
Set errNo=1
//なんらかの処理
//
//エラー情報のクライアントへの通知
//これらの値がクライアント上のVism.ErrorName,Vism.Errorにそれぞれ反映されます
Do ErrTrap^%CDSrv(errMsg,errNo)
Quit