CSP/ZenページからJOBコマンドを利用したとき、JOBコマンドで作成されるプロセスは、CSP/Zenで消費するライセンス情報を引き継ぎません。(※1)
そのため、CSP/Zenアプリケーションから、JOBコマンドでルーチンやメソッドを実行すると、別ライセンスを消費します。
(※1) Caché2010.2以降では、CSP/ZenページからJOBコマンドを利用した時もライセンス情報を引き継ぐよう修正されたため、以下の問題は解消されています。
これを、CSP/Zen画面で消費しているライセンスと統合する方法があります。
使用法は以下の通りです。
(1) JOBコマンド発行元のCSPのセッション情報からライセンスIDを取得する。
CSP/Zenでは、セッション毎のセッション情報を%sessionオブジェクトが管理しています。
ライセンスIDとは、Cachéがライセンス消費を管理するために必要となるIDで、CSPのセッション情報(%sessionオブジェクト)のLicenseIdプロパティより取得できます。
(2) (1)で取得できたライセンスIDを使い、ライセンスログインを行う。
上記方法で、ライセンスIDを使用して、CSP/Zenのセッションと、CSP/ZenからJOBコマンドで起動されたプロセスが同一のライセンス情報を使用してることを明示的に指定できます。